夏の高校野球南北海道大会は21日、エスコンフィールド北海道で決勝が行われ、昨夏準優勝の札幌日大が5―3で駒大苫小牧を破り、2年ぶり2度目の夏の甲子園出場を決めた。19年ぶりの出場を目指した駒大苫小牧は終盤に追い上げたが、あと一歩及ばなかった。
札幌日大、三回に集中打で4点
札幌日大は三回、二死から連続安打で一、三塁とすると、川合黎選手(3年)が二塁打を放ち先制。続く前田和磨主将(3年)、中塚響大選手(3年)の適時打でさらに3点を加え、この回4点を挙げた。四回には指名打者の久保友弦選手(3年)の本塁打も出て、前半で大きなリードを作った。駒大苫小牧は八回に一死満塁から太田勘介選手(3年)の犠飛で2点差まで詰め寄ったが、相手の継投にかわされた。
前田主将「甘い球を待って打とう」
札幌日大の前田和磨主将は三回の打席で「相手投手は厳しいコースを狙ってくる。甘い球を待って打とう」と決め、3球目の甘い変化球を振り抜き、レフト前へ2点適時打とした。選球眼を鍛えるため、ピッチングマシンで140~150キロの速い球で打撃練習をしていたといい、「つないで、つないで点を取るんだという思いが打線としてつながった。甲子園まで更に練習して成長し、優勝を目指したい」と語った。
エース石川、苦しい経験が精神力に
札幌日大のエース石川瑛二朗投手(3年)は、今春の全道大会準決勝で敗れた後、森本琢朗監督に「エースが打たれたから負けた」と言われた。同点の九回にスライダーを打ち返され失点し、「一球の重さに気持ちが弱った」と振り返る。その後、監督に「タフさが足りない」と言われ、厳しいノックやポール間180メートルを1日20本以上走るランニングを課された。この日は八回途中まで113球を投げて勝利に貢献。「完封勝利して、甲子園で校歌を歌いたい」と意気込んだ。



