星野リゾートはこのほど、奈良県明日香村との10年にわたる連携の軌跡をまとめた特設サイト「明日香村と星野リゾートの10年の歩み」を公開した。同サイトでは、2016年のパートナーシップ協定締結以降の取り組みや、2027年に開業予定の「星のや飛鳥」への展望を紹介している。
日本の原風景が残る明日香村
明日香村は、推古天皇や聖徳太子、蘇我馬子、斉明天皇、天武天皇、持統天皇らが活躍し、日本の中央集権国家が誕生した地として知られる。石舞台古墳、キトラ古墳、高松塚古墳、日本最古の本格的仏教寺院である飛鳥寺など、多数の史跡が点在する。また、通称「明日香法」と呼ばれる特別措置法により、国内唯一、行政区域全域が歴史的風土特別保存地区に指定され、景観が守られている。
10年の歩みと未来への展望
星野リゾートは2016年に明日香村と「企業立地に関するパートナーシップ協定」を締結。以来、職員の人材交流などを通じて相互の環境を理解し、地域の魅力を掘り下げてきた。連携を深める中で、地域に根ざす宿泊施設のあり方を模索し、準備を進めてきた。2026年には「飛鳥・藤原の宮都」の世界遺産登録が期待され、2027年に「星のや飛鳥」の開業を控える今、これまでの歴史と未来への展望を特設サイトにまとめた。
特設サイトのコンテンツ
同サイトでは、全10回の掲載を予定。例えば「なぜ今、『飛鳥・藤原の宮都』が世界遺産に? 明日香村長に聞く『日本の首都』の原点」や「森川村長、星野リゾートと明日香村を語る。この地を選んだ星野リゾートの感性。」「地域とともに歩む―明日香村と星野リゾートの人材交流【前編】【後編】」「奈良の観光課題と星のや飛鳥が果たす地域貢献について」などの記事を掲載する。人材交流を通じて深めた相互理解や、奈良の観光課題の共通認識、持続可能な観光と街づくりについて発信し、星のや飛鳥が目指す姿を伝える。
2027年開業予定「星のや飛鳥」
星のや飛鳥の開業予定地は、明日香村西部の谷あいに位置し、周辺には牽牛子塚古墳や真弓鑵子塚古墳、マルコ山古墳、岩屋山古墳などの歴史資源が点在する。村の町並みを踏襲した低層の分棟型客室を展開し、飛鳥時代に仏教とともに伝わった瓦屋根が建物に映える。敷地の中心には棚田を想起させる庭が広がり、「飛鳥の宮都」があったエリアで、星のやブランドならではの独創的な視点から、その時代や土地に思いを馳せる滞在を提案する。



