宇宙航空研究開発機構(JAXA)は23日、鹿児島県の種子島宇宙センターで、開発中の小型基幹ロケット「イプシロンS」の地上燃焼試験を実施した。第2段エンジン「M―35a」を約130秒間燃焼させ、無事に終了。2026年度中の実証機打ち上げに向けて前進した。
過去の爆発を乗り越え、エンジン変更
固体燃料を使うイプシロンSは、大型ロケット「H3」と部品などを共通化し、小型衛星を安く、使いやすく打ち上げる次世代機だ。当初使う予定だった新型の第2段エンジン「E―21」は、2023年7月に秋田県能代市での地上試験で爆発。さらに2024年11月、種子島での再試験でも異常燃焼を起こして爆発した。
原因究明に時間がかかるため、JAXAは早期復帰を優先し、第2段エンジンを過去に打ち上げた実績のある「M―35」をもとにしたM―35aへ変更した。今回の試験は、M―35aの性能確認が目的で、成功により今後の打ち上げ計画に弾みがつく見通しだ。



