社名変更が増加、国際化で英字やカタカナに一新する企業相次ぐ
社名変更が増加、国際化で英字やカタカナに一新

企業の社名変更が増加している。2025年度は前年度比7%増の1万9656社に上り、上場企業では79社が社名を変更し、2005年度以降で最多となった。背景には国際化の進展があり、英字やカタカナの社名が増えている。

日本ガイシからNGKへ、祖業との乖離が契機

2026年4月1日、日本ガイシは社名をNGKに変更した。社名の「ガイシ」は祖業の電力設備用絶縁体「がいし」に由来するが、現在の主力製品は自動車部品や半導体製造装置用部品に移り、がいし事業の売上高比率は1割以下に低下していた。

2023年秋に実施した調査では、就活生の多くが「ガイシ」という社名から自分との接点を見いだせず、志望業種として認識されない実態が判明。取引先や投資家からも社名変更を後押しする意見が寄せられた。海外では1962年からNGKの呼称を使用しており、国内でも「ニホンガイシ」「ニッポンガイシ」など複数の呼び方が混在していた。調査結果は「社名と事業の食い違い」や「複数ブランドの非効率性」を問題視し、NGKへの統一を提言。首脳陣が変更の方針を固めた。

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国際化が後押し、英字・カタカナ社名が増加

近年は大企業の社名変更が目立つ。2025年度には日本電信電話からNTT、綜合警備保障からALSOKへの変更など、国内外で通用する呼称に統一する動きが広がった。帝国データバンクの調査では、社名変更の4社に1社が「国際化」を理由としており、新社名から「工業」「建設」「商事」などの業種を表す言葉が減り、「グループ」「ホールディングス」が増加。人工知能を意味する「AI」を含む社名も増えている。

帝国データバンクの飯島大介氏は「世の中の変化が激しく、事業内容や企業理念の刷新に合わせて社名を一新する例が増えている」と指摘。英字やカタカナの増加は「外国人投資家にアピールする狙いがある」とみる。

NGK、新社名で入社式 変革への決意

NGKは社名変更初日の4月1日、名古屋市の本社で入社式を開催。小林茂社長は119人の新入社員に対し「新しい歴史を共につくる大切な仲間だ。皆さんも変革に加わってほしい」と呼びかけ、事業構造の変革に取り組む姿勢を示した。

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