カラオケの採点で、思ったほど点数が伸びなかった経験はありませんか。「ささやくような私の声は点数につながりにくい」――。そうした疑問を先輩開発者にぶつけ、AIで歌を評価する仕組みを開発した、通信カラオケ大手、第一興商の社員保宮彩音さんに聞きました。
音楽漬けの毎日からカラオケ開発へ
保宮さんは昔から歌うことが大好きで、小学校の時からギターを触り始め、中学から大学までバンドでギターとボーカルを担当し、音楽漬けの毎日を過ごしてきた。カラオケは練習の場でもあり、採点機能もよく使っていたという。
大学は物理学科へ進み、就職活動では理系の要素と音楽を組み合わせた仕事がしたいと、カラオケ最大手の第一興商に入社した。入社後は研究用のツール開発などを通して、採点の仕組みを学んだ。
点数だけでは測れない歌のうまさ
カラオケ採点はマイクから入ってきた歌声の音程や声量を検出し、歌唱技法を駆使した回数などを基に点数を出している。仕組みを知る中で、保宮さんは「点数だけでは測ることのできない歌のうまさがあるのではないか」という疑問を先輩開発者にぶつけた。例えば自分の声はささやくようで、点数につながりにくいという悩みがあった。
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