Z世代は「映え画像」に飽き、完成形よりもプロセスに共感する「コト映え」へと移行している。背景には物価高によるタイパ・コスパ志向があり、試行錯誤にお金と時間をかけられない今、「やれば必ず楽しめる・映える」が保証された一手間だけが選ばれる。ライスペーパーヨーグルト、ペーパークラウン、メイキングトイはすべて「失敗ゼロの一手間」という共通点を持つ。
マーケティングへの示唆
マーケターへの示唆はシンプルだ。Z世代に刺さる商品・体験を設計するなら、「完成物の美しさ」ではなく「プロセスの没入感」を核心に置くべきだ。割る・包む・搾る・作る——その行為が自然とコンテンツになる瞬間をプロダクトに仕込むことが次の勝ち筋になる。
学生たちのZ世代に関するレポートによれば、SNSで加工でき、AIで現実では叶えられない画像を作成できるZ世代は、もはや「結果としての映え」ではなく、友達と過程自体を楽しんだり、一緒に思い出に浸れる「プロセス映え」へ移行している。「モノよりコト」や「モノより思い出」と言われるようになって久しいが、令和の時代、プロセスに没頭できて映えの要素も入り込んだ「コト映え」や「思い出映え」を求める時代に突入しており、今後多くの商品やサービスにこの概念が取り入れられることになるだろう。



