Anthropicは7月17日(現地時間)、最高位AIモデル「Claude Fable 5」を20日から有料プラン「Max」および「Team Premium」の標準機能にすると発表した。両プランのユーザーは、利用上限の50%まで追加費用なしでFable 5を利用できる。
ProプランとTeam Standardプランでは使用クレジット制に
一方、「Pro」および「Team Standard」の各プランでは、月額料金とは別に課金される「使用クレジット」(従量課金)での利用となる。対象ユーザーには100ドル分のクレジットが1回限り付与される。
Fable 5は6月9日に公開された最高位「Mythosクラス」のAIモデル。米国の輸出規制による提供停止を経て7月1日に再開した後は、プラン内で使える期間を当初の7日から12日、19日へと2度延長してきた。今回の発表は19日の期限直前に当たり、期限付きの無償提供をプラン階層による線引きに改めた形だ。
Anthropicが経緯を説明、ユーザーの不満も認識
Anthropicは公式Xで「Fableの需要は予測が難しく、そのためサブスクリプションプランへは段階的に展開し、追加のキャパシティーを確保しながら数回にわたって提供を延長してきた」と経緯を説明。その上で「不満を募らせてきたことは承知している。プランに何が含まれるのか、より確かな見通しを示したい。Fableを最も集中的に使うプランを対象に、利用枠の50%でアクセスを標準とする」「新たなキャパシティーへの投資を続けており、進展に応じて随時知らせる」としている。
延長が続いた期間中、米OpenAIが9日に新モデル群「GPT-5.6」の一般提供を始めたほか、中国Moonshot AIも16日に新モデル「Kimi K3」を公開しており、最高位モデルを巡る競争は激しさを増している。
当初から段階的提供の方針
なお、AnthropicはFable 5を発表した6月9日時点で、期間限定での無償提供かつクレジット制の導入については需要が読みにくいための段階的提供で、提供能力が整い次第、標準機能として組み込む方針としていた。



