Kasperskyがダークウェブに流出した2億3100万件の文字列を分析したところ、8文字のパスワードはほぼ無力であることが判明した。約半数が1分未満で解読可能であり、複雑性要件や定期的な変更ルールを設けても、実質的な効果は得られないという。
GPU性能の向上が解読速度を押し上げる
分析では、パスワードの長さ別に解読のされやすさが調査された。8文字から25文字までの範囲で、特に8文字のパスワードは、最新のGPU性能の向上により、ほぼ瞬時に解読されるケースが多い。解読速度を押し上げる要因として、ハードウェアの進化が挙げられる。
解読されやすい文字列の共通点
「1234」や生年など、一般的なパターンを持つ文字列は特に脆弱だ。これらの文字列は、攻撃者にとって優先的に試行される。複雑性要件を満たしていても、予測可能なパターンが含まれている場合、解読リスクは高い。
パスワード管理数の減少とパスキーへの移行
一方で、ユーザーが管理するパスワードの数は減少傾向にある。その背景には、パスワードに代わる認証手段の普及がある。パスキーなどの新しい認証方式への移行が進んでおり、パスワード依存からの脱却が模索されている。



