KDDIは5月12日、暗号資産取引所「Coincheck」を運営するオランダのCoincheck Group N.V.(CCG、マネックスグループの連結子会社)に資本参加すると発表した。第三者割当増資で約6506万ドル(約102億円)を出資し、CCGの発行済み普通株式の14.9%を取得する。あわせてコインチェックと業務提携を結び、auフィナンシャルホールディングスを含めた3社で、新会社「au Coincheck Digital Assets」を設立する。
au経済圏に暗号資産を統合
新会社は、au経済圏のユーザーに暗号資産を含むデジタル資産へのアクセス機会を提供する。KDDIの通信・スマホ決済サービスと、コインチェックの暗号資産事業のノウハウを掛け合わせ、auじぶん銀行やPontaポイントなどとの連携も視野に入れる。これにより、ユーザーは身近なサービスを通じて暗号資産に触れることが可能となる。
au Coincheck Digital Assetsの事業内容
au Coincheck Digital Assetsは、取引所などに資産を預けず、ユーザー自身が直接管理するウォレット「ノンカストディアルウォレット」、およびデジタル金融関連サービスの企画・開発・運営を手掛ける。ノンカストディアルウォレットは、コード決済サービス「au PAY」のミニアプリとして提供する予定という。この方式により、セキュリティと利便性の両立を図る。
出資比率と新会社の体制
資本金は1億円。出資比率はKDDIが50.1%、コインチェックが40.0%、auフィナンシャルホールディングスが9.9%となる。新会社の設立は、暗号資産市場の拡大に伴い、グループ全体での事業展開を加速する狙いがある。
資本参加の詳細
資本参加は、CCGが第三者割当の形で新規発行する普通株式2853万6516株を、KDDIが1株あたり2.28ドル、総額6506万3256.48ドルで引き受ける。本取引完了後もCCGは引き続きマネックスグループの連結子会社となる。これにより、KDDIはコインチェックの経営に参画し、暗号資産事業の成長を支援する。



