喫煙できる場所が限られるなか、気分転換したいときに手軽に使える選択肢として、近年「オーラルたばこ」が注目を集めている。JTから発売されている「ノルディックスピリット」もその一つで、7月21日から新たに「トロピカルミックス・ミディアム」と「クールミント・ストロング」の2種類が登場した。実際に試してみたので、その使用感をレビューする。
「ノルディックスピリット」とは何か
「ノルディックスピリット」は、たばこ葉由来の繊維などを使った小さなパウチを口に含んで使用する、いわゆる「モダンオーラル」と呼ばれるタイプのたばこだ。オーラルたばこ発祥の地であるスウェーデン製で、JTでは「リフレッシュパウチ」と呼んでいる。使い方はパウチを上唇の裏側などにセットするだけで、火も煙も必要なく、灰が出ることもない。両手がふさがらないハンズフリー仕様で、味わいは約30分間持続する。使用する際は自治体のルールや施設管理者の判断に従う必要があるが、吸いたいけれど吸える環境ではないというシーンでの新しい選択肢となる。
新作2種の使用感をレビュー
まず「ノルディックスピリット・トロピカルミックス・ミディアム」は、パッケージを開けるとマンゴーとパイナップルを思わせる甘くフルーティーな香りがかすかに漂う。パウチはコンパクトで、口に含むとフルーツの甘酸っぱさが先に広がり、数秒後にピリッとした刺激がやってくる。刺激レベルは「ミディアム」で、甘く華やかなフルーツ感と舌や口内に広がるピリッとした感覚が合わさり、存在感がある。暑い日に冷たいドリンクを飲むような感覚で、マンゴー&パイナップルの風味が気分を切り替えてくれる。約30分の持続時間も特徴で、仕事や作業の合間にも適している。
次に「ノルディックスピリット・クールミント・ストロング」は、ペパーミントをベースにしたキリッとした冷涼感が特徴。パウチを口に入れるとすぐにミントのスッキリした風味が広がり、時間が経つにつれてピリピリとした刺激が徐々に強まる。甘く華やかな「トロピカルミックス」と比べてシャープな印象で、スースーするミント感がしっかりあるため、暑い季節に特に相性がよい。刺激レベルは「ストロング」だが、「ミディアム」と比べて単純な強弱というより、味の方向性そのものが異なる印象だ。メンソール系のたばこを好む人には馴染みやすいだろう。
新しいスタイルの可能性
火も煙もなく、手を動かす必要もない「ノルディックスピリット」は、紙巻きや加熱式たばこと楽しみ方がまったく異なる。たばこ製品であるため誰にでも勧められるものではなく、使用場所についてルールの確認は必要だが、吸いたいけれど吸えない環境が増えるなか、こうした新しいスタイルの商品が登場していることは興味深い。



