インターハイの競泳男子100メートル自由形で、湘南工大付(神奈川)の山田将大(2年)が49秒47で優勝した。卓球の団体戦では、男子の愛工大名電(愛知)が2年ぶり23度目の優勝、女子の四天王寺(大阪)が3年ぶり28度目の頂点に立った。
スタートから飛ばし、唯一の49秒台
決勝で山田はスタートから一気に飛ばし、前半50メートルをトップでターン。身長1メートル87、85キロの筋骨隆々の体で豪快に突き進み、唯一の49秒台をマークした。フィニッシュ直後に優勝を確認すると、応援席に向かって右腕を突き上げてほえた。
仲間への恩返しの思い
「今日は絶対に負けられなかった」と山田。前日の昼に800メートルリレーの予選に出場し決勝進出に貢献したが、チームの方針で夕方の決勝を回避し、メダルの可能性が高い翌日の100メートルに専念することになった。決断の背中を押してくれた仲間はリレーで7位。山田は「恩返しをしないといけない」と気持ちを高ぶらせていた。
ラグビーから競泳へ
中学まではラグビーにも励み、主にロックとして全国大会も経験。高校入学を機に競泳に絞ったのは「10歳代から五輪出場を狙えるから」だ。パンパシフィック選手権(米)で好成績を上げた同年代の選手たちを引き合いに、「体格とパワーを生かす技術を磨けば、彼らにも近づいていける」と話す。伸びしろの大きさを、誰より自分が信じている。



