千葉県市川市の市川市動植物園が2026年6月24日、公式X(旧Twitter)を通じて、サル山に向けてレーザーポインターを照射する悪質行為があったことを報告し、来園者に注意を呼びかけた。同園は現在、ニホンザルの「パンチくん」が世界的な話題を集めており、その人気に乗じた迷惑行為が発生した形だ。
レーザーポインター照射の事実確認と園の対応
園側は「サル山に向けて、レーザーポインターを照射した事実が確認されました」と発表。続けて「使用者を発見したら即刻退園といたします。お客様におかれましては、周囲に使用者を見かけましたら、ただちに最寄りの警備員又はスタッフに通報してください」と、来園者に協力を求めた。このような「即刻退園」という表現は異例で、園の強い危機感がうかがえる。
さらに、投稿の最後には「なお、カメラのフラッシュも使用厳禁です」と改めて強調し、動物たちの健康と安全を守るためのルール遵守を徹底する姿勢を示した。フラッシュ撮影も動物にストレスを与える行為として禁止されている。
パンチくん人気と園の現状
同園では、2026年6月に公開されたニホンザルの赤ちゃん「パンチくん」がSNSで拡散され、国内外から注目を集めている。その人気にあやかり、来園者数が急増しているが、一部の来園者によるマナー違反が目立ち始めている。園は公式Xで注意喚起を繰り返しており、今回のレーザーポインター問題もその一環だ。
動物園では、動物へのストレスや傷害を防ぐため、フラッシュ撮影や大声、物の投げ入れなどが禁止されている。レーザーポインターは特に危険で、サルの目を傷つける可能性が高く、園の管理上も重大な問題と認識されている。
今後の対策と来園者への呼びかけ
園は、今回の事態を受け、警備体制の強化や監視カメラの増設など、再発防止策を検討しているとみられる。また、来園者に対しては、ルールを守った観覧を強く求めている。動物たちの安全を最優先に、引き続き適切な対応を取る方針だ。
市川市動植物園は、パンチくんの人気で注目される一方、動物福祉の観点からも来園者のモラルが問われている。同園の公式Xでは、今後もマナー違反の事例があれば積極的に公表し、抑止効果を狙うとしている。



