404 Mediaは9月28日(現地時間)、MicrosoftのAIアシスタント「Copilot」に入力されたプロンプトやアップロードされた画像を、人間の委託作業員がレビューしていると報じた。これは入手した内部文書や委託作業員への取材などを基にしたもので、作業員はユーザーが入力したプロンプトや元画像、Copilotが生成した画像を確認し、生成結果の品質を評価しているという。レビュー対象には、性的な画像編集など不適切な内容も含まれていたとされる。
委託作業員がCopilotの生成結果を評価
404 Mediaによると、Copilotの画像編集機能に関するレビュー業務では、委託作業員がユーザーの入力したプロンプトやアップロードした元画像、Copilotが生成した画像を確認している。作業員は、ユーザーの指示が生成結果に適切に反映されているか、元画像の要素が維持されているか、画像に不自然な変形がないか、全体的な見た目に問題がないかといった点を評価するという。
一方、レビュー対象となるユーザーの画像やプロンプトには、性的な内容を含むものもあった。404 Mediaが取材した作業員は、人物のスカートを短くしたり、身体の一部を大きくしたり、ポーズを性的なものに変更したりする画像編集の依頼を目にしたと証言している。中には、より問題のある画像や依頼も含まれていたという。
レビュアーの役割とMicrosoftの説明
こうした作業を担当するレビュアーの主な役割は、コンテンツが安全か、あるいは違法かを判断することではなく、Copilotによる画像生成・編集の品質を評価することにある。このため、作業員が不適切な内容を含むユーザーの画像やプロンプトを実際に目にするケースが生じていると404 Mediaは報じている。
Microsoftは、旧版Copilotを対象とした「CopilotのプライバシーFAQ」で、一部のCopilotの会話が製品改善やデジタルセーフティを目的として、自動および人的レビューの対象になると説明している。また、行動規範への違反が疑われる場合には限定的な人的レビューが必要となり、これをオプトアウトすることはできないとしている。
FAQの適用範囲と今後の課題
このほかMicrosoftは、AIモデルの精度や安全性を評価・改善するため、訓練されたAI専門家がCopilotの会話をレビューする場合があることや、安全性向上のために外部の研究機関と提携し、Copilotの会話ログをレビュー・評価する場合があることも説明している。
ただし、このFAQは2026年8月18日から提供されている「Web、デスクトップ、モバイル向けCopilotの更新版」には適用されない。Microsoftは更新版について、別のプライバシー関連文書を参照するよう案内している。
また、Microsoftが旧版Copilotについて説明している人的レビューと、404 Mediaが報じた委託作業員による画像編集結果のレビューが同じ仕組みによるものかどうかは明らかになっていない。