つい仕事中にSNSを見てしまう――。その原因は「意志の弱さ」ではなく、目の前に現れる「即時快楽の誘惑」にある。実行管理コンサルタントの佐藤彰太氏は、この誘惑に勝つための具体的な対処法を解説している。
即時快楽の誘惑とは、今やっていることよりも楽しそうなことが突然現れる現象だ。意識がそちらにシフトしてしまうと、元のタスクに戻れなくなる。そうなる前に「今、ここ」と唱えることで、意識を引き戻すことができるという。
外からの誘惑を断つ「断る言葉」
さらに、オフィスで上司や同僚から「ランチに行かない?」「軽く飲みに行かない?」といった誘いを受けた場合も、一瞬で意識が誘惑にシフトし、即答してしまうことが多い。しかし翌日には後悔し、やり残したタスクを処理することになり、計画が後ろ倒しになる危険がある。
こうした事態を防ぐには、外からの誘惑を断つ必要がある。特に上司や同僚の誘いを断るのは勇気がいるが、精神論ではなく仕組みが重要だ。自分のなかで断る「理由」や「言葉」を決めておくことが有効だと佐藤氏は指摘する。
例えば「めちゃくちゃ行きたいんですけど、今日はこれを終わらせないと……。また今度、誘ってください!」「今日は荷物の受け取りがあるんで、〇時に家に帰っておかないとマズいんです」「うわー、残念。今、実家から親が来てまして、夜ご飯を一緒に食べることに……」といった「断り方のテンプレ」をいくつかストックしておくことが推奨されている。
「仕事を終わらせること」を優先
佐藤氏は、こうしたテンプレを用意することで、誘惑に負けずに目の前のタスクを優先できると述べている。計画通りに仕事を進めるためには、即時快楽を断ち切る具体的な仕組みづくりが重要だ。



