Google、Gemini活用の新広告フォーマットをGoogle検索に導入、AI Mode向けの会話型広告も
Google、Gemini活用の新広告を検索に導入

Googleは5月20日(現地時間)、年次イベント「Google Marketing Live」に合わせて、「Gemini」を活用した複数の新広告フォーマットをGoogle検索に導入すると発表しました。

AI Mode向けの新広告フォーマット

「AI Mode」向けには「Conversational Discovery ads」と「Highlighted Answers」の2形式の広告を試験提供します。前者は、ユーザーの具体的な質問に対し、Geminiが検索内容に合わせた広告クリエイティブを生成して回答するものです。後者は、AI Modeがおすすめリストを提示する際に、関連性の高い広告をそのリスト内に表示する形式です。

いずれのフォーマットにも、Geminiが製品およびサービス情報を独自に整理して表示する「AIによる独自の説明」が添えられ、透明性の確保を図るとしています。広告には引き続き「スポンサー広告」ラベルが表示されます。

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通常検索向けの新機能

通常の検索向けには、「AI-powered Shopping ads」と「Business Agent for Leads」の2つを今後数カ月以内に提供します。前者は、例えばエスプレッソマシンを検索しているユーザーに対し、Geminiが関連性の高い商品を選び、その商品がそのユーザーに適している理由をリアルタイムで説明するテキストを自動生成して表示します。

後者は、Geminiを活用したブランド専用のチャットエージェントを広告内に組み込む機能で、ユーザーは静的なフォームへの入力の代わりに広告内でチャットで製品について質問できます。

Direct Offers機能の拡張

また、1月に試験導入した「Direct Offers」の機能も拡張します。企業が複数のプロモーションをアップロードすると、Geminiが検索内容に応じた最適なオファー(例えば関連商品のバンドルなど)を構成して提示するプロモーションバンドル機能に加え、「Universal Commerce Protocol」(UCP)対応の加盟店向けにネイティブチェックアウト機能を追加します。

さらに、BookingやExpediaなどの旅行関連パートナーがAIを活用した旅行プランニングの中で特別オファーを表示できるよう、旅行分野への拡大も予定しています。

関連技術:Universal CartとAI検索

Googleは「Google I/O 2026」で発表した「Universal Cart」は、検索、Gemini、YouTube、Gmailなどの同社サービスを横断して商品を一元管理できるショッピングカートです。Geminiが価格変動の監視や在庫アラート、カート内商品の互換性チェックをバックグラウンドで実行し、Google Walletと連携して最適な決済方法も提案します。

Google検索は「AI検索」へと進化し、複数のGeminiモデルとエージェント機能を統合。25年ぶりとなる検索ボックスの更新でマルチモーダル入力に対応し、AIモードには最新の「Gemini 3.5」を搭載。さらに、Web等を自動監視する「Search Agents」や、検索結果上に関連ミニアプリを自動構築する機能が今夏以降に順次導入されます。

エージェンティックコマース時代へ

Googleは「NRF 2026」で、AIが決済までを代行する「エージェンティックコマース」戦略を発表。Shopifyや決済大手各社と共同で共通規格「UCP」を策定し、プラットフォームを越えたシームレスな購買体験を目指します。Google検索の「AIモード」や「Gemini」アプリからの直接購入を順次開始する一方、小売店が顧客データを直接保持できる中立的な設計を強調しました。

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