イタリアのメローニ首相が、人工知能(AI)で合成されたとみられる自身の下着姿の写真を、自らのSNSアカウントで公開し、偽画像が拡散される危険性について警告した。昨今、インターネット上で広がっている、本人が半裸の状態でベッドに座っているように見える合成写真とともに、首相は「最近、私の偽の写真がいくつか出回っています。AIで生成されたものであり、ある熱心な反対派が本物だと偽って広めているものです」と説明した。
ユーモアを交えつつも強い警告
添付された写真については、「少なくとも作成者は私をかなりきれいに加工していると言わざるを得ません」とユーモアを交えながらも、「しかし、攻撃したり嘘をついたりするために、あらゆる手段を使うようになっているのは事実です」と批判した。さらに、「問題は私個人にとどまりません」と付け加え、「ディープフェイク(AIによる偽動画やその技術)は誰をも標的にし、陥れ、陥れる可能性がある危険なツールです」と指摘。「今日は私が被害に遭いましたが、明日は誰にでも起こり得るのです」と警告した。
イタリアのAI規制強化の動き
英国メディアのガーディアン紙によれば、イタリアは昨年9月、EU加盟国で初めてAIの利用を規制する法律を可決し、AI技術を悪用して害を加えた者に罰金を科すなど取り組みを強化している。また、メローニ首相ら著名なイタリア人女性の加工画像を掲載したポルノサイトを巡るスキャンダルを受けて規制が進められたという。



