ChatGPTやGeminiなど、生成AIは日常生活に浸透しつつある。疑問解決や資料作成のサポートに活用する人も多い。しかし、システムとわかっていても、つい「ありがとう」と話しかけてしまうことはないだろうか。そこで、マイナビニュースが20~59歳の男女500人を対象にアンケートを実施し、生成AIへの丁寧な言葉遣いの実態を調査した。
生成AIの利用率は約7割
生成AIを使ったことがある人は66.1%、使ったことがない人は33.9%だった。ChatGPTが2022年に公開されてからまだ4年ほどであることを考慮すると、この普及率は驚異的と言える。ただし、10代が含まれていれば結果は変わった可能性もある。
丁寧な言葉遣いをする人は約7割
生成AIとのやり取りで「ありがとう」などの丁寧な言葉遣いをするか尋ねたところ、「よくする」が33.8%、「たまにする」が32.0%で、合わせて約7割に達した。「あまりしない」は18.1%、「全くしない」は16.0%だった。
「ありがとう」と言う理由
「よくする」「たまにする」と答えた人に理由を聞いた。最も多かったのは「習慣として自然に出る」という声。45歳の男性会社員は「言わないと落ち着かない」と話す。53歳の専業主婦は「テレビにも話しかけるタイプなので自然と反応する」とコメント。59歳の男性会社員は「相手が何であれ、調べてもらったことにお礼を言うのは当然」と述べた。
次に「礼儀をもって接したい」という意見。50歳の女性会社員は「どんな質問にも答えようとしてくれるから感謝を込めて」と回答。43歳の女性会社員は「相手が機械でも人でも、関わるからには礼儀を持つべき」と語る。
「人間のように接したい」という声も。30歳の男性会社員は「生成AIはチームのメンバーだと思っている」と述べ、55歳の男性会社員は「会話が自然なので、最低限のマナーを持ちたい」と話す。
さらに「今後の回答に影響しそうだから」という理由も。50歳の男性会社員は「この先のAIの回答に影響しないか気になる」と懸念。46歳の男性会社員は「丁寧にしていたほうが良い回答をもらえそう」と期待する。
「ありがとう」を言わない理由
一方、「あまりしない」「全くしない」という人からは「システムだから言う発想がない」との声が多数。53歳の男性会社員は「お礼を言う人がいることに驚いた」と述べ、46歳の男性会社員は「辞書や検索エンジンにありがとうと言わないのと同じ」とツールとして捉える。
また、電力消費を理由に挙げる人も。39歳のフリーターは「挨拶によって余計な電力を使うと聞いた」と指摘。33歳の女性会社員は「電力が無駄だと思う」とコメントした。
まとめ
アンケートの結果、生成AI利用者の約7割が丁寧に接していることが分かった。多くの人が礼儀を意識する一方、約3割はツールとして割り切り、必要性を感じていない。近年は生成AIの電力消費も話題となり、形式的なやり取りを省くべきとの意見もある。あなたはAIに「ありがとう」と言うだろうか。調査時期は2026年5月20日、対象はマイナビニュース会員の20~59歳男女500人、インターネットログイン式アンケートによる。



