半導体不足で中古スマホ市場が急拡大、2023年の出荷額は過去最高に
半導体不足で中古スマホ市場が急拡大、過去最高額

2023年の中古スマートフォン出荷額が過去最高を記録したことが、リユース業界団体の調査で明らかになった。半導体不足による新機種の供給制限が中古市場を押し上げ、買取価格も高騰している。

出荷額は前年比20%増、過去最高を更新

日本リユース業協会の発表によると、2023年の中古スマートフォン出荷額は前年比20%増の約1兆2000億円に達し、過去最高を更新した。出荷台数も前年比15%増の約2500万台となり、市場の拡大が鮮明となった。

「半導体不足の影響で新機種の供給が遅れ、消費者が中古スマホに流れたことが主な要因です」と同協会の担当者は説明する。特にiPhoneの人気が高く、中古市場でもシェアが拡大している。

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買取価格も高騰、平均価格は5万円超え

中古スマホの需要増に伴い、買取価格も上昇している。リユースショップ大手のブックオフグループホールディングスによると、2023年の中古スマホ平均買取価格は5万2000円と、前年から約1万円上昇した。

「高額機種の需要が強く、特にiPhone 14 Pro Maxなどの最新モデルは買取価格が10万円を超えるケースもあります」と同社の広報担当者は語る。また、Android機種でも高性能モデルの買取価格が上昇している。

半導体不足の影響が長期化、新機種の供給遅れ続く

半導体不足は依然として解消の兆しが見えず、スマートフォンメーカー各社は生産調整を余儀なくされている。これにより、新機種の供給が遅れ、中古市場への需要が継続している。

調査会社のIDCによると、2023年の世界のスマートフォン出荷台数は前年比5%減の約12億台と、減少が続いている。一方で中古スマホ市場は年率10%以上の成長を続けており、2024年も拡大が見込まれている。

消費者にとっては選択肢の拡大に

中古スマホ市場の拡大は、消費者にとって選択肢の拡大につながっている。新品よりも安価で入手できるため、予算に応じた機種選びが可能だ。また、環境負荷の低減にも貢献している。

「中古スマホは品質もしっかりしており、保証も付いているので安心して購入できます」とリユース業界関係者は話す。中古スマホ市場は今後も成長を続け、スマートフォン市場全体の重要な一角を占めることになりそうだ。

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