トヨタとNTT、自動運転向けAI半導体で協業へ 2028年実用化目指す
トヨタとNTT、自動運転向けAI半導体で協業へ (03.07.2026)

トヨタ自動車とNTTは、自動運転技術向けのAI半導体を共同開発すると発表した。2028年の実用化を目指し、両社の強みを活かした次世代モビリティ社会の基盤技術を確立する狙いだ。

協業の背景と目的

自動運転技術の高度化には、膨大なデータをリアルタイムで処理する高性能なAI半導体が不可欠となる。トヨタとNTTは、それぞれの技術資産を組み合わせることで、世界最高水準の自動運転向け半導体を開発する。トヨタは車載技術や量産ノウハウを、NTTは光電融合技術などの通信・半導体技術を提供する。

両社は、2028年の実用化を目標に、2025年から本格的な共同開発を開始する。開発した半導体は、トヨタの次世代自動運転システム「Arene」に搭載される予定だ。

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具体的な開発内容

共同開発では、AI処理に特化したアクセラレーターと、車載向けに最適化されたプロセッサーを統合したシステムオンチップを開発する。消費電力あたりの性能を現行比で数十倍に向上させることを目指す。

NTTが有する光電融合技術「IOWN」を活用し、半導体内部のデータ伝送を高速化。トヨタの自動運転プラットフォームとの親和性を高め、安全で効率的な自動運転を実現する。

業界への影響

自動運転向け半導体市場は、米国や中国の企業が先行する中、日本勢の参入が注目される。トヨタとNTTの協業は、自動車産業と通信産業の融合を象徴する動きであり、日本の技術競争力強化につながる可能性がある。

両社は、開発した半導体をトヨタ車だけでなく、他社への供給も視野に入れている。自動運転技術の普及を加速させることで、交通事故の削減や物流効率の向上など、社会課題の解決に貢献したい考えだ。

今後の展望

トヨタとNTTは、2025年までに試作品を完成させ、2027年から実車でのテストを開始する計画。2028年の量産開始を目指し、サプライチェーンの構築も進める。

今回の協業は、日本の自動車産業と通信産業が連携し、次世代モビリティ社会の基盤技術を確立する重要な一歩となる。両社の取り組みが、自動運転技術の実用化を大きく前進させることが期待される。

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