宇宙ごみ除去へ、栃木のベンチャー「BULL」が世界標準狙う
宇宙ごみ除去へ栃木のベンチャーが世界標準狙う

使い古した人工衛星などの「宇宙ごみ」は時速2万キロで半永久的に飛び続け、他の衛星と衝突しかねない。こうした厄介者を大気圏に突入させて燃え尽きさせる装置を開発し、次々打ち上がる衛星に装着してもらおうと、地方発の小さなベンチャー企業が奮闘している。6月に初めて宇宙での実験に成功し、狙うは「世界標準」の座だ。

H3ロケット6号機で打ち上げ成功

6月12日未明(現地時間)、オーストリア・ウィーンのホテルの一室。パソコンで鹿児島県の種子島宇宙センターからのライブ配信を見守っていた宇宙部品製造「BULL」(宇都宮市)の宇藤恭士社長(39)は、出張に同行していたスタッフらの手を力強く握った。自社開発の装置を搭載した国の基幹ロケット「H3」の6号機が、打ち上げに成功したのだ。

寝る間もなく、現地で開かれた国連宇宙空間平和利用委員会に日本代表団の一員として出席し、宇宙ごみの規制強化に向けて自社装置の意義をアピール。その後、十数日にわたって断続的に入るメールなどの報告から、装置が宇宙空間で想定に沿った働きをしたことを知り、一安心した。

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世界標準を目指す挑戦

この企業は、防衛省のキャリ…(以下、有料記事のため続きは省略)

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