ソニー、PSのパッケージ版ゲームを終了へ 2028年1月からデジタルのみに
ソニー、PSパッケージ版終了へ 2028年1月から

ソニーは2028年1月をもって、PlayStation向けゲームタイトルのパッケージ版(物理ディスク)の生産を終了すると発表した。これにより、以降に発売される新作ゲームはダウンロード版のみの提供となる。この決定に対し、国内外で大きな反響が起きている。

反対署名は26万筆超え

反対の声は特に海外で顕著だ。ケンタッキー・フライド・チキンやドミノ・ピザなど、まったく関係のない業界の企業までもが、公式文書風の画像を使い「物理的なピザの生産を中止し、デジタルピザのみの生産に移行します」(Domino's Pizza UKの投稿より)など、皮肉を込めた投稿を行った。また、反対の署名運動も起こり、7月10日までに26万筆を超える署名が集まっている(出典:change.org)。

筆者個人としても、ディスク版を残してほしいと思う一人だ。物理メディアの良さは、そのゲームソフトを自分がしっかり所有している安心感にある。さらに、友人とのゲームの貸し借りができる気軽さや、中古販売店などで売り買いできることによる、金銭的な購入のハードルの低さも魅力的だと考える。

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ダウンロード版のメリットも

ただし、ダウンロード版がそういった面で劣るかといえば、実はそうでもない。確かにダウンロード版はあくまでゲームを遊ぶ権利を購入する形なので、メーカーの都合で遊べなくなる不安はある。だが最近は体験版などであらかじめ試遊できるソフトが増えているし、セールも頻繁に行われているので、購入のハードルという点でいうと決して高いわけではないと思う。友人との貸し借りについても、例えばNintendo Switch 2では、特定アカウント同士でゲームを貸し借りできる「バーチャルゲームカード」という方法を取っている。

発売日0時から遊べる利点

何より発売日の午前0時から遊べるというのは、ディスク版にはないメリットだ。実は筆者自身も、最近はゲームを買うときもっぱらダウンロード版ばかり購入しており……これには担当編集から「ディスク版を買ってないのに文句言ってたんですか」とツッコミが入った。

それでも、やはりディスク版がなくなることには寂しさを感じてしまう。レトロゲームを今でも購入できるのは、物理メディアとして発売されたものが中古市場に残されているからだし、何より店舗でゲームを探す楽しさはダウンロード版では経験できない。ソニーが経営的な判断で物理ディスクを終了すること、デジタル版への移行がコスト面で有利なことも重々承知の上だが、それでもユーザーの選択肢は残してほしいと思った。

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