Luup、走行禁止区域で自動停止「エリアストップ機能」を京都・祇園祭で導入
Luup、走行禁止区域で自動停止機能を祇園祭で導入

電動キックボードのシェアリングサービス「LUUP」を運営するLuup(東京都品川区)は6月23日、走行禁止区域に車両が進入すると自動で停止する「エリアストップ機能」を発表した。まずは京都府警と連携し、祇園祭の会場周辺で導入する。

GPSで位置を監視し自動停止

この機能は、車両に搭載されたGPSで走行位置をリアルタイムに把握し、対象エリアへの進入を検知すると自動で減速・停止させる仕組みだ。対象は電動キックボードで、祇園祭の一部区間に順次適用される。

ただし、GPSを用いた遠隔制御には課題も残る。車道など自動車と混在する環境で、利用者が意図しないタイミングで車両が停止すると、後続車との衝突リスクが高まる可能性がある。このため同社は、対象を自動車が通らない場所に限定している。

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安全対策の中心は独自システム「LUDAS」

走行制御はあくまで補完的な手段と位置づけられており、安全対策の主軸は、危険な行動を検知して警告やペナルティを課す独自システム「LUDAS(LUUP Dangerous-Activity Detection Systems)」やアプリでの啓発にあるという。

同社は2021年11月に京都市でサービスを開始し、ポート数は現在1440カ所を超える。2026年1月には事業の公共利用に関する連携協定を京都府と結ぶなど、関係を深めてきた。今回の機能は、本来は通行できない祇園祭の一部エリアで電動キックボードが走行する事例があったことから、位置情報技術を使った制御が適切と判断し実装した。

事前通知機能や「手押しゾーン」も設定

京都エリアではこのほか、四条通や花見小路通など自転車・電動キックボードが通れない道路をアプリ内で赤く表示し、走行前にポップアップで知らせる「手押しゾーン」も設定。進入禁止の場所を事前に伝える「誤進入防止サポート機能」も用意する。また、祭礼の期間中は、通行禁止の道路に面した一部ポートの利用を特定の時間帯に停止するなど、交通ルールの啓発にも取り組むという。

Luupはこれまでにも、2026年6月に東京都北区で発生した死亡事故について、自社サービスのユーザーだったと公表。保険金の上限引き下げや、アルコール検知対策の実証実験など、安全対策を強化している。今回のエリアストップ機能も、その一環と位置づけられる。

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