Windows 11では、設定アプリの「個人設定」→「背景」に表示される画像が最大5枚のため、6台以上のモニタを使う場合、6台目以降には既に使った画像を背景として設定せざるを得ない。この制限は設定アプリ側の問題で、画像表示が5枚に固定されているため変更できない。
Windowsの壁紙機能の歴史
Windowsにユーザー指定の背景が導入されたのはWindows Ver.3.0のときで、当時は16色の単色や8×8ピクセルのビットマップ画像を繰り返し表示する程度だった。フルスクリーン画像を背景に使えるようになったのはWindows 95からで、Windows 98では「テーマ」が導入され、背景やサウンドなどをまとめて設定できるようになった。
Windows Vistaでは背景に動画を配置できたが、負荷の高さからWindows 8で廃止された。Windows 8で初めてマルチモニタ対応となり、モニタごとに背景画像を指定できるようになった。Windows 10では仮想デスクトップが導入され、後に仮想デスクトップごとに背景を指定できるようになった。
5枚制限を回避するプログラム
Windows自体には5枚という制限はなく、すべてのモニタに異なる画像を指定できる。そのためにはプログラムを書く必要があり、COMオブジェクトの「IDesktopWallpaper」インターフェースとそのメソッド「SetWallpaper」を使う。モニタの枚数などの情報もIDesktopWallpaperで得られる。
このプログラムを動かすためのプロジェクトファイルはGitHubに公開されており、dotnetコマンドでコンパイルできる。このプログラムを使うことで、6枚を超えるモニタに個別の画像を割り当てられるようになる。
背景の設定値と関連情報
現在の背景の値は、レジストリの「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Wallpapers」にある「BackgroundHistoryPath0」から「BackgroundHistoryPath4」に保存されている。
今回のタイトルネタは、小松左京の「アメリカの壁」で、1977年のSFマガジン7月号に初出。アメリカ周囲に発生した白い霧により外部との通信や交通が遮断される話で、米国にいたジャーナリストの視点から描かれている。