Google、6年ぶり新型スマートスピーカー発売 Gemini搭載で自然な会話を実現
Google新型スマートスピーカー、Gemini搭載で会話が自然に

Googleが約6年ぶりに新型スマートスピーカーを発売した。新しいのは、「Gemini(ジェミニ)」が使えること。これを購入して家に置くと、どういった体験が期待できるのか。本稿では、同機の概要を振り返りつつ、実際に使ってみた印象をお伝えしたい。

なお、筆者宅では現在、対応のドアホンやネットワークカメラのようなスマートホームデバイスを導入しておらず、今回のGoogle Home スピーカーのポテンシャルを100%活かせる状況ではない。しかし、スマートスピーカー単体での導入を検討する人の方も、おそらくは多数いるだろうと思うので、今回はそのまま単体での使用感について言及してみようと思う。

約6年ぶりのGoogle新スマートスピーカー

そもそも、Googleはこれまでにどんなスマートスピーカー(とそれに近い製品)を発売してきたのだろうか。日本国内で展開された歴代の主な製品を列挙してみると、以下のような製品が確認できた。なお、末尾に「*」が付いている製品は、画面を備えたスマートディスプレイだ。

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  • 2017年10月:Google Home
  • 2017年10月:Google Home Mini
  • 2019年6月:Google Nest Hub(第1世代)(*)
  • 2019年11月:Google Nest mini
  • 2019年11月:Google Nest Hub Max(*)
  • 2019年11月:Google Nest Wifi 拡張ポイント(※スピーカー等としても機能する)
  • 2020年10月:Google Nest Audio
  • 2021年5月:Google Nest Hub(第2世代)(*)
  • 2023年6月:Google Pixel Tablet(※同梱の充電スピーカーホルダーを活用してスマートディスプレイ風に使える)
  • 2026年6月:Google Home スピーカー

こうして振り返ってみると、純粋なスピーカー製品としては、2020年に発売された「Google Nest Audio」から6年弱が経っている。一方で、ディスプレイを備えた製品群を考慮に入れると、2021年にNest Hubの第2世代モデルが出ているし、2023年にPixel Tabletが展開されていたわけで、スマートホーム系の製品としては、2~3年ぶりに出た順当な新作といった言い方もできそうだ。

Gemini搭載で変わったこと

このタイミングで“純粋なスピーカー型”の製品が復活したのは、やはり「Gemini」のインパクトを最大限発揮するためであろう。実際に使ってみると、最大のメリットは聞き返しや認識ミスが減り、ストレスなく話しかけられる操作体験にあった。従来のGoogleアシスタントでは、複雑な質問や曖昧な表現に対して「すみません、もう一度お願いします」と返されることが多かったが、Geminiでは文脈を理解して自然な会話が成立しやすくなっている。

例えば、「今日の天気は?」と尋ねた後、「明日は?」と続けると、前の質問を踏まえて明日の天気を答えてくれる。また、「近くのイタリアンを知ってる?」と聞き、「予約できる?」と続けると、その店舗の予約情報を調べてくれる。こうした一連の流れがスムーズになった。

音質と基本性能

音質については、Google Nest Audioと比較して低音の迫力が増し、全体的にクリアなサウンドになった。特にボーカル帯域の再現性が高く、音楽を聴く際の満足度は高い。AppleのHomePod miniと比較しても、遜色ないレベルだ。ただし、ステレオペアやサラウンドシステムのような高度な機能は備えていないため、オーディオマニア向けではない。

セットアップはGoogle Homeアプリを使って行うが、やや煩雑な印象だ。特に、Wi-Fi接続やアカウント連携の手順が多く、初めてスマートスピーカーを使う人には少しハードルが高いかもしれない。しかし、一度設定してしまえば、その後は特に問題なく動作する。

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単体での使用感

スマートホームデバイスを持っていない筆者でも、このスピーカー単体で十分に楽しめる。タイマーやアラーム、天気予報、ニュース読み上げ、音楽再生など、基本的な機能はすべて使える。特に、Geminiによる自然な会話は、日常的に使うほどその便利さを実感する。

直販価格は16,800円で、2026年6月25日に発売された。競合製品と比較すると、Amazon Echo(第4世代)が14,980円、HomePod miniが14,800円であるため、やや高めの価格設定だが、Geminiの性能を考慮すれば妥当なラインと言える。

まとめ

Google Home スピーカーは、Gemini搭載によって自然な音声対話を実現した、約6年ぶりの純粋なスピーカー型スマートスピーカーだ。セットアップの煩雑さはあるものの、音質や操作体験は十分に満足できるレベル。スマートホームデバイスを持っていない人でも、単体で十分に価値を発揮する製品である。