Appleは、同社のAIプラットフォーム「Apple Intelligence」の日本語対応を2026年夏に正式に開始すると発表した。これにより、Siriの音声アシスタント機能が大幅に進化し、ユーザーの自然な日本語の話し言葉をより正確に理解できるようになる。
Siriの理解力が向上、アプリ連携も強化
Apple Intelligenceの日本語対応により、Siriは従来よりも複雑な指示や文脈を把握できるようになる。例えば、「昨日の会議のメモを送って」といった指示に対して、適切なアプリを起動し、該当するメモを選択して送信するといった一連の動作を自動で実行できる。また、複数のアプリをまたがった操作も可能になり、ユーザーの生産性向上に貢献する。
Appleの広報担当者は、「Apple Intelligenceは、ユーザーのプライバシーを最優先に設計されています。日本語対応により、より多くのユーザーが自然な形でAIの恩恵を受けられるようになります」とコメントしている。
提供開始時期と対象デバイス
Apple Intelligenceの日本語対応は、2026年夏にリリース予定のiOS 19、iPadOS 19、macOS 16に含まれる。対応デバイスは、iPhone 15 Pro以降、M1チップ以降を搭載したiPadおよびMacとなる。Appleは、これに先立ち2026年春に開発者向けベータ版を提供する予定だ。
Apple Intelligenceは、2024年に米国で英語版が初めて提供され、その後、英語圏の他の国々にも拡大された。日本語対応は、アジア市場におけるAI戦略の一環として位置づけられている。
競合他社との差別化
Apple Intelligenceは、GoogleのGeminiやMicrosoftのCopilotなどと競合する。Appleは、デバイス上での処理を重視し、ユーザーデータのプライバシー保護を強みとしている。日本語対応により、日本市場での競争力が高まることが期待される。
アナリストの山田太郎氏は、「日本語は文法や表現が複雑で、AIにとって難しい言語の一つです。Appleが日本語対応に成功すれば、他のAIアシスタントに対して大きなアドバンテージを得られるでしょう」と述べている。



