大分県臼杵市は、AI(人工知能)を活用し、市民のごみの分別を補助する「臼杵ごみナビ」と、ごみ収集業者の業務効率化を図る「AI収集ナビ」を導入する。旧臼杵市域では9月に開始し、来年4月からは市全域で稼働する予定だ。
AIが分別方法を案内、7か国語に対応
市民向けの「臼杵ごみナビ」は、LINEで公式アカウントを友だち登録すると利用できる。ごみの写真を撮影、または品名を文字入力して送信すると、AIが正しい分別方法を判断して説明してくれる。英語、中国語など7か国語に対応し、市ホームページからも利用できる。
収集業者向け「AI収集ナビ」も導入
収集業者向けの「AI収集ナビ」は、管理者と作業員が、収集車の位置情報や収集状況をリアルタイムで把握できる。遅延や急なトラブルにも迅速に対応することが可能になるという。
地域差解消へ、全国初の一体導入
市では現在、合併前の旧臼杵市と旧野津町で、それぞれ別の清掃センターが収集業務を行っており、ごみの分別方法やごみ袋、収集日が地域ごとに異なっている。来年10月の供用開始を目指し大分市や臼杵市など6市が整備を進めている広域ごみ処理施設「みどりの森環境センター」(大分市上戸次)が完成すれば、収集場所と分別方法が統一される。
臼杵市はこの機に合わせて、ごみ出しの利便性向上や、持続的な廃棄物管理体制の構築を図ろうと、AIを使った二つのサービスの導入を決めた。市によると、この二つを一体的に導入するのは全国で初めての試みだという。
市環境課清掃センターの佐藤祥次主任(28)は、ごみナビについて「分別に迷った時は、時間などを問わず、すぐに検索できるので、気軽に使ってほしい」と利用を呼びかけている。



