水素で脱炭素、東芝が川崎市に実証プラント、CO2フリー水素製造へ
東芝、川崎市で水素実証プラント、CO2フリー水素製造

東芝は川崎市に、再生可能エネルギー由来の電力のみを使用して水を電気分解し、二酸化炭素(CO2)を排出しない水素(グリーン水素)を製造する実証プラントを建設する。2025年度の運転開始を目指す。

年間100トンの水素製造

同プラントでは、太陽光発電などの再生可能エネルギーから得た電力で水を電気分解し、年間約100トンの水素を製造する計画だ。製造された水素は、工場や商業施設などでの燃料電池や水素発電に利用されるほか、水素ステーションへの供給も検討されている。

東芝は、水素サプライチェーン全体の最適化を図るため、川崎市と連携し、需要家への水素供給や、水素の貯蔵・輸送に関する技術実証も行う。川崎市は、水素の利活用を通じて、2050年までにCO2排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現を目指している。

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脱炭素社会の実現に貢献

東芝エネルギーシステムズの担当者は、「グリーン水素の製造コスト低減が課題だが、本実証を通じて技術を確立し、2020年代後半の事業化を目指す」と述べている。同社は、水電解装置の大型化や高効率化を進め、水素製造コストを現在の3分の1以下に抑えることを目標としている。

経済産業省によると、日本政府は水素を重要なエネルギー源と位置づけ、2030年までに水素の供給量を現在の約200万トンから300万トンに増やす目標を掲げている。東芝の実証プラントは、この目標達成に向けた一歩となることが期待される。

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