気候変動対策の加速と脱炭素化の達成に向けて、温室効果ガス(GHG)に関する情報や科学的知見を集めて提供する「日本GHGセンター」が1日、設立された。国立環境研究所(国環研)や東京大、海洋研究開発機構、気象庁などが運営する。
各機関に分散したデータを集約
大学や研究機関が協力することで、これまで各機関に分散していたGHGに関する観測データや研究成果を集約し、民間企業や市民にわかりやすく発信することで、GHG削減に向けた取り組みを進めるという。
衛星GOSATの観測データも活用
国環研と環境省、宇宙航空研究開発機構(JAXA)はこれまで、宇宙から地球全体のGHGを観測する人工衛星「GOSAT」を運用し、2025年には3号機となる「GOSAT―GW」も打ち上げた。観測データをウェブサイトで公開し、推計した排出量のデータや研究成果も公表している。今後も排出量の検証などに活用していく予定で、日本GHGセンターでは、そういった最新の科学的知見をまとめて確認することができるという。
また、研究者同士だけでなく、民間企業や市民に向けた情報発信を通じて、GHG削減への取り組みを後押しする体制を整える。