H3ロケット9号機が打ち上げ成功、8カ月ぶり実用衛星に安堵
H3ロケット9号機成功、8カ月ぶり実用衛星に安堵

H3ロケット9号機が11日午前4時23分、国の準天頂衛星「みちびき7号機」を搭載して打ち上げられた。直後、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで見守る宇宙航空研究開発機構(JAXA)や三菱重工業のスタッフの間に張り詰めた空気が漂った。

8カ月ぶりの実用衛星に緊張

女性スタッフの1人は「成功を信じてはいるけれど、約8カ月ぶりに実用衛星を搭載しているから、そわそわして落ち着かない」と胸の内を明かした。しかし、午前4時50分すぎに衛星が正常に分離され、成功が伝えられると、笑顔と拍手とともに安心した表情が広がった。

プロジェクトマネージャも安堵

打ち上げ後の記者会見で、H3計画を指揮するJAXAの有田誠プロジェクトマネージャは「実用衛星を運ぶことの重さを感じ、今までにない緊張感で臨んでいた」と打ち明けた。衛星分離成功後、近くのスタッフと握手をしようと立ち上がった際には「本当にうれしいのに、足に力が入らないような感覚で、握手の後はすぐ座り込んだ」という。

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台風の影響で船や飛行機が乱れる中、それでも種子島へ足を運んだ人たちに、有田氏は「後悔なさらない打ち上げができたんじゃないかな」と笑顔を見せた。極度の緊張から解放された責任者に、記者が「いい酒が飲めそうですね」と声をかけると、さらに表情がほころんだ。

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