福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)で開催中の特別展「竜脚類~大地を揺るがした地上最大の生き物~」で、中国・新疆ウイグル自治区で発見された竜脚類シンジャンティタンの産状骨格が展示されている。高さ約8メートルは展示室の天井ギリギリのサイズで、来場者はその巨大さを間近で体感できる。
シンジャンティタンとは
シンジャンティタンは、中国の新疆ウイグル自治区で発見された竜脚類で、全長は約29メートルに達する。筆者は2012年に模式標本(新種の基準となる標本)の発掘と命名した論文に参画した。当時は首の後部から胴体、尾と後肢の一部が露出しており、その後の調査で18個もの頸椎や尾の先端までが発掘された。
産状骨格の展示
そこから約1キロメートル離れた地点で、上記とほぼ同じサイズと姿勢の竜脚類がもう1体発掘された。頸椎の比率などの特徴から、これもシンジャンティタンに分類される。この産状骨格(化石が埋まっていた状態)が本展の目玉だ。
なお、見上げるほど高い展示物が多いため、首が疲れるかもしれない。ミュージアムショップで販売しているフクイティタンのネックピローが便利だという。
特別展の開催概要
特別展「竜脚類~大地を揺るがした地上最大の生き物~」は、福井県立恐竜博物館で11月3日まで開催。観覧料は一般1800円、高大生1600円、小中生と70歳以上は1000円。原則、日時指定券の事前購入が必要。



