日本のスーパーコンピューター「富岳」が、世界のスーパーコンピューター性能ランキング「TOP500」で4期連続となる1位を獲得した。理化学研究所と富士通が2023年11月13日に発表した。
「富岳」の圧倒的な性能
「富岳」は、2020年6月のランキングで初めて世界一となり、その後も首位を維持している。今回のランキングでは、性能を示すLINPACK性能値が約44.2ペタフロップス(PFLOPS)で、2位の米国の「フロンティア」の約35.6PFLOPSを大きく上回った。
分野別ランキングでも好成績
「富岳」は、産業利用での性能を測る「HPCG」や、ビッグデータ処理の「HPL-AI」、さらにグラフ解析の「Graph500」でも1位を獲得し、4部門で世界一となった。特にGraph500では、前回から性能を向上させ、4期連続の首位となった。
理化学研究所計算科学研究センターの松岡聡センター長は「富岳の成果は、日本の科学技術力の高さを示している。今後も社会課題の解決に貢献していきたい」とコメントしている。
今後の展望
「富岳」は、2024年から後継機の開発が計画されており、2030年頃の運用開始を目指している。後継機は「富岳」の100倍以上の性能を目指すとされている。



