美容皮膚科医が実践する光老化を防ぐ日焼け止め3層塗りとその理由
美容皮膚科医が実践する光老化を防ぐ日焼け止め3層塗り

美容皮膚科医の長尾沙也加氏(THE ROPPONGI CLINIC代表)は、肌老化の約8割を占める光老化を防ぐために、日焼け止めの正しい使い方が重要だと指摘する。同氏によれば、紫外線対策は「夏の外出時だけ」では不十分で、年間を通じて室内でも徹底すべきだという。

紫外線の種類と肌への影響

肌に作用する紫外線はUVAとUVBの2種類。UVAは地上に届く紫外線の約95%を占め、波長が長く真皮層まで浸透し、コラーゲンやエラスチンを傷つけてシワやたるみ、毛穴の開きを引き起こす。一方、UVBは波長が短く表皮に影響し、炎症やメラニン生成を促してシミやそばかす、肝斑などの色素沈着の原因となる。

紫外線を浴びると発生する活性酸素は、コラーゲンやエラスチンを分解する酵素を過剰に活性化し、シワやたるみを悪化させる。長尾氏は「せっかく美容医療を受けても、紫外線ダメージで効果が薄れてしまう」と警鐘を鳴らす。

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年間を通じた対策が必要

UVBは7〜8月がピークで冬には夏の約6分の1に減少するが、UVAは冬でも夏の半分程度しか減らず、年間を通じて降り注ぐ。また、UVAはガラスを通過するため、室内でも肌は常にダメージを受ける。長尾氏は「採光の多い住宅やマンション高層階では、居住者の顔に肝斑やくすみが出やすい印象がある」と述べ、遮光カーテンの使用や日焼け止め塗布を推奨する。

日焼け止め3層塗りの実践

長尾氏は、UVカット効果のある化粧下地やファンデーションだけでは不十分で、日焼け止めそのものを使用すべきだと強調する。推奨するのは洗顔後、スキンケアで肌を整えた後、まず日焼け止めを塗り、その上からUVカット効果のある下地、さらにファンデーションを重ねる「3層塗り」。これにより効果が最大限に発揮されるという。

「日焼け止めを塗らずにUVカット効果のあるファンデーションを塗るくらいなら、ファンデーションを塗らずに単体の日焼け止めを塗ってほしい」と長尾氏は語る。また、日焼け止めはなるべく新しいものを使用し、開封後は早めに使い切ることが推奨される。

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