政府の半導体戦略とラピダスの挑戦
東洋経済の独占インタビューにおいて、日本の半導体産業の復活に向けた政府の戦略が明らかになった。政府は、次世代半導体の製造を目指すラピダス社を中核に据え、官民連携で技術開発を加速させる方針だ。
インタビューに応じた経済産業省の担当者は「日本が半導体で再び世界をリードするためには、革新的な技術と大規模な投資が必要だ」と強調した。
具体的な数値目標と投資計画
政府は、2030年までに国内半導体産業の売上高を現在の約5倍にあたる15兆円に引き上げる目標を掲げている。この目標達成のため、ラピダスには総額約3兆円の支援が計画されている。
「ラピダスは2ナノメートル世代の半導体製造を目指しており、これは世界最先端の技術だ」と担当者は述べた。
国際競争と日本の立ち位置
現在、半導体市場は台湾や韓国が主導しているが、日本は独自の技術力で巻き返しを図る。特に、自動車や産業機器向けの半導体で強みを発揮し、安定供給を実現することが重要だ。
「日本の半導体産業は、品質と信頼性で世界から評価されている。この強みを活かし、新たな市場を開拓する」と担当者は語った。
課題と今後の展望
一方で、人材不足や設備投資の巨額さが課題として残る。政府は大学との連携強化や、税制優遇措置で民間投資を促進する方針だ。
「半導体は国家の基幹産業だ。官民一体となって取り組むことで、日本の経済安全保障にも貢献する」と締めくくった。



