半導体不足の長期化が自動車業界に深刻な影響を与えている。各社は生産調整を余儀なくされ、サプライチェーンの見直しが急務となっている。
調達先の多様化進む
トヨタ自動車は、従来の集中調達から複数社からの調達に切り替える方針を強化。特定の半導体メーカーに依存するリスクを避けるため、新たなサプライヤーとの契約を進めている。
日産自動車も同様に、調達先の多様化を推進。中国や台湾の半導体メーカーとの直接取引を拡大し、安定供給を目指す。
在庫戦略の転換
ホンダは、これまでのジャストインタイム方式から、在庫を増やす方向に転換。半導体の備蓄量を従来の2倍以上に引き上げる方針を示している。
マツダも在庫増強に動いており、主要な半導体について数カ月分の在庫を確保する計画を発表した。
長期的な影響
半導体不足は2023年以降も続くとの見方が強く、自動車業界のサプライチェーンは構造的な変革を迫られている。各社の対応が競争力を左右する可能性がある。



