米航空宇宙局(NASA)は19日、観測衛星「スウィフト」をより高い軌道に移動させ、大気圏突入を防ぐことを目指したミッションが失敗したと発表した。原因は救出ミッションにあたった宇宙船の制御に関する問題とされる。
衛星の行方とミッションの詳細
宇宙で最も強力な爆発現象を観測対象とするスウィフトは、今年後半に地球の大気圏に再突入し、燃え尽きると考えられている。
3000万ドル(約48億円)が投じられた前例のないこのミッションでは、ロボットを使用して観測衛星を地球からより遠い軌道へ移動させる計画だった。
NASA長官のコメントと中止理由
ミッションの失敗を受け、NASAのジャレッド・アイザックマン長官は「狙い通りの結果とはならなかったが、ミッションを試みる価値があったことには変わりはない」と述べた。
救出ミッション用の無人宇宙船を開発した米スタートアップのKatalystは、「継続的な姿勢制御の問題」を理由に、同社とNASAがミッションを中止する決定を下したと説明した。
スウィフトの軌跡
2004年に打ち上げられたスウィフトは、ガンマ線バーストの観測を続けてきた。



