経済産業省は、次世代半導体の開発を支援するため、2027年度から5年間で総額5000億円規模の新たな基金を設立する方針を固めた。
基金の目的と背景
この基金は、人工知能(AI)や自動運転など、成長分野で需要が高まる先端半導体の国産化を加速することを目的としている。半導体を巡っては、米中対立の激化や台湾有事のリスクを背景に、日本政府は経済安全保障の観点から国内での生産基盤強化を急いでいる。
支援の対象とスキーム
基金の対象には、製造技術の研究開発や、量産を見据えた実証ラインの整備などが含まれる見通しだ。経済産業省は、2027年度の当初予算案に関連費用を計上する方向で調整しており、民間企業や研究機関の参画を促す。
同省はこれまでにも、半導体分野で大規模な補助金を措置してきた。今回の新基金は、従来の支援策を補完し、より長期的な視点で技術開発を後押しする狙いがある。



