バッファローが7月に発表した新型USB Type-Cハブ「BSHM2U100C1Pシリーズ」は、スマートフォンやタブレットを充電しながら、USB機器の接続や映像出力を可能にする製品だ。一般的なスマートフォンやタブレットにはUSB Type-C端子が1つしかなく、充電とデータ通信を同時に行うことが難しい。本製品は、電源パススルー機能により、この課題を解決する。
BSHM2U100C1Pシリーズは、USB 3.2 Gen 2(USB 10Gbps)に対応するUSB Type-Cハブ。本体サイズは約40(幅)×38(奥行き)×8(厚さ)mmで、重さは約9g。USB Type-Cポートを2基備え、左側のポートはUSB PD対応の電源入力専用で最大100W(20V/5A)の入力が可能。右側のポートはデータ通信用で、USB 3.2 Gen 2のほか、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。
電源供給は「8Wオフ」で実施
本製品の左側にあるUSB Type-Cポートは最大100Wの電源入力に対応するが、デバイスには最大供給能力から8Wを差し引いた電力が供給される。これは本製品の動作に必要な電力と、右側のUSB Type-Cポートに供給する電力を差し引くための措置。接続するデバイスの電源入力に「下限電力」が設定されている場合、下限ギリギリの能力しか持たないUSB PD電源をつなぐと充電ができなかったり、動作できなかったりする恐れがある。下限電力量があるかどうかは、デバイスの取扱説明書やサポートサイトなどで確認してほしい。
本製品は、接続先のデバイスから電源を受けて動作する「バスパワー」動作にも対応しており、電源をつながなくても右側のポートは機能する。実際に、ThinkPad X13 Gen 3に45WのUSB PD電源を本製品を介して接続すると、8W少ない「37W」の電力として認識された。これは仕様通りの動作で、100WのUSB PD電源を本製品を介して接続した場合は、最大92Wの供給能力を持つ電源とみなされる。
充電しながらUSBイヤホンが使えるよろこび
BSHM2U100C1Pシリーズには取扱説明書が付属しておらず、パッケージ側面にある二次元コードをスマホで読み取るか、URLを入力してアクセスするとHTML版の取扱説明書を参照できる。
早速手持ちの「Galaxy S26 Ultra」に本製品をつないでみた。本体がホワイトということもあって、外観の整合性は良く取れている。Galaxy S26 Ultraには少し厚みのあるケースを着けているが、プラグ周りはそれを考慮した設計となっており、ケースを着けたままでもしっかりと差し込める。その上で、左側のUSB Type-CポートにはUSB PD電源、右側のUSB Type-Cポートには愛用しているUSBイヤホンをつなぐと……充電しながら音楽を楽しめる。65W出力とPPS対応のUSB PD電源をつなぐと、きちんとPPSによる超急速充電ができた。これは良いものである。
なお、スマホやタブレットで使う前提の本製品だが、PCにつないで使うことも可能。ただし、ノートPCのUSB Type-Cポートは2〜3基を隣接して実装していることが多く、本製品が役立つ場面は少し限られそうな気がする。
スマホやタブレットを充電しながら、USBデバイスをつないだり映像を出力したりしたい——そういう人にBSHM2U100C1Pシリーズはお勧めだ。ぜひ、チェックしてみてほしい。



