ゼブラの超高級ボールペン「HAMON」がヒット、約6万円のこだわり
ゼブラの超高級ボールペン「HAMON」がヒット、約6万円

ゼブラが発売した高級ボールペン「HAMON」が、1本約6万円という価格ながらヒットしている。商品名にもなった外装の波紋模様や、独自開発の部品など、異様なまでのこだわりが詰め込まれている。

インク残量が見える伝統と、サラサクリップのオマージュ

HAMONは、ゼブラの伝統であるインクの残量が見える「みえるみえるデザイン」を採用。クリップ部には、サラサクリップのバインダークリップをオマージュした設計を取り入れている。芯が収納されているときにはクリップが浮き、ノートやポケットなどに挟める仕様で、ペンをひねって芯を出すと同時にクリップが沈む。

書き味にも技術が詰まっている。ボールペンは書き始めよりも、ある程度使い込んだ後の方が書きやすさが高まる一方、HAMONでは独自の「エイジングチップ」と呼ばれる部品を開発し、使い始めから滑らかに書けるようにしている。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

波紋模様の切削に1時間、1日20本の生産

特にコストをかけているのが、商品名にもなっている外装の「波紋模様」だ。削り出しは、少しズレたり削りすぎたりしただけで、重心や書き味に影響を与えてしまうため、専用の機械を使って1時間ほどかけて繊細に切削する。1日に作れる数は最大でも20本ほどで、商品原価の3分の1がこの模様にかけられている。

組み立てには、わずか3人しかいない「マイスター」が手作業で携わる。10年以上、商品の製造に携わってきた人の中から選抜し、トレーニングを積んだ精鋭たちだ。

当初は約10万円の可能性も、価格を圧縮

こうしたこだわりを詰め込んだ結果、原価を積み上げると価格が10万円ほどになってしまう可能性があったという。

「社内では『それでも良いのでは』という声もありました。ただ、いくら最高級品といっても、高級ボールペンの相場はだいたい2万~3万円ほどです。そこから乖離しすぎるとなかなか受け入れてもらうのは難しいだろうという判断で、社外秘の工夫を重ね、現在の価格まで圧縮しました」と、開発担当者の中田さんは話す。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ