「新商品は発売日から改良対象」という、日本のものづくりの気概を示す言葉がある。ワークマンの「XShelter暑熱α フーディー」も完成形ではない。消費者からはさまざまな声が寄せられている。
実際の着心地とサイズ感
例えば、「表示サイズに比べて窮屈」という声も目立つ。できれば実際に試着して確認するか、難しければワンサイズ上を選んだほうがよいかもしれない。
「モーターサイクルショーで商品を展示した際は、バイクに乗る方から『運転時に服のバタつきが気になる』という声もいただきました。ご意見に向き合いながら、さらによい商品づくりを目指していきます」とワークマン担当者は語る。
「声のするほうに進化する」社是
ワークマンは、社是として「声のするほうに進化する」を掲げる。この言葉は、顧客の声を真摯に受け止め、製品開発に反映させる姿勢を象徴している。
「お客さまから『ファン付きウェアは涼しいけれど、狭い場所や粉塵の舞う現場では使いにくい』『街着としておしゃれに着たい』という声から、XShelterが生まれました。今後は、この技術をワークウェアやアウトドアウェアにとどまらず、さまざまなシーンで使用できるXShelterを開発していく予定です」
品薄対策:昨年の教訓を活かす
実は、今回の商品は想定を上回る勢いで売れている。人気商品が在庫切れになると、「ワークマンは品薄商法ではないか?」という声も上がる。需要予測と商品投入数は在庫リスクの関係もあり、難しい一面もあるだろう。
それでも昨年爆発的に売れた、同社の疲労回復ウェア(商品名は「メディヒール」)は、今年、商品販売数を大幅に増やし、さらに一部の商品を追加投入して品薄に対応した。こうした迅速対応を人気商品で続けるのも、「声のするほうに進化」の一環と言える。
ワークマンの新たな挑戦は、暑熱軽減というニーズに応えるだけでなく、日本のものづくりの精神を体現している。今後の進化に注目だ。



