ワークマンの「マッピングラグラン半袖Tシャツ」(580円)が2025年に完売を記録し、累計販売数は80万枚を突破した。この低価格ながら高い機能性を備えた製品は、一般のメッシュTシャツとは一線を画すデザインとコスト管理が支持を集めている。
独自のメッシュデザインが生む通気性とデザイン性
ワークマンの広報担当者は、ヒットの理由について「一般的なメッシュTシャツとは異なり、独自のデザインメッシュを採用したことで、通気性の高さとデザイン性を両立できたことが大きい」と分析する。従来の作業着ユーザーだけでなく、スポーツ用途でも支持を集め、販売を伸ばした。
580円という価格を維持できる背景には、コストを抑える独自の仕組みがある。同社によると「大量生産によって1枚当たりのコストを下げていることに加え、アパレル工場の閑散期に発注することや、長年取引を続けてきた工場との信頼関係によって、原材料価格が高騰する中でも価格を維持できている」という。
今夏の販売戦略と高価格帯デバイスの需要拡大
今年の夏商戦については「熱中症対策の義務化を背景に、ファン付きウェアや冷却ベストといった高価格帯のデバイス商材は、一般のお客様を含めてさらに需要が伸びる」と予測。その一方で、Tシャツでは「メッシュだけでなく、接触冷感や気化熱素材など、より涼しさを追求した商品の需要が拡大する」と見ている。
実際、例年を上回るペースで売れている商品もある。「接触冷感-10℃半袖Tシャツ」(580円)は7月時点で84万枚を販売。「冷感アクティブストレッチ 半袖Tシャツ」(980円)も好調な売れ行きを見せているという。
関連する夏向け衣料の市場動向
ソニーの「着るエアコン」REON POCKETも販売を伸ばしている。スーツでも目立ちにくい設計や背面の深化化を背景に需要が拡大。生産量は初代比約10倍に達し、海外展開も広がっている。なぜ「屋外エアコン」は10分で完売したのか。コロナが見つけた「家の外」という新市場。猛暑で「夏キャンプは厳しい」と言われる中、コロナの屋外向けポータブルエアコンが発売10分で完売した。背景には、車中泊需要の拡大や、「屋外を涼しくする」新市場の広がりがあった。
工事不要で「涼しい部屋」を増やす。ビックカメラの「置くだけエアコン」新モデル登場。ビックカメラは、PB「ビックアイデア」から、工事不要で使える冷却機器として「スポットエアコン」と「ポータブルルームエアコン」を5月中旬に発売する。「扇風機やキッチンの暑さ」をどう解決?サンコー、USB給電のスポット冷却ファン発売。サンコーは5月27日、USB給電で使用可能なポータブル冷却機器「涼たい風が出る『USBスポットアイスファン』グレー」を発売した。価格は7980円。
なぜファミマの「1998円腕時計」は完売したのか。「ちょうどいい1本」がササった理由。ファミリーマートのオリジナル腕時計が発売10日ほどでほぼ完売した。コンビニで時計を買う時代が始まっているのだろうか。



