ユニクロの定番シャツが商談で「一発アウト」になる理由
スタイリストで服のコンサルタント協会代表理事の森井良行氏は、ビジネスシーンにおけるシャツ選びの落とし穴を指摘する。同氏によれば、ユニクロの定番商品であるブロードシャツ(税込3990円)は、ビジネス用スラックスと合わせると相手に「だらしない人」という印象を与えかねないという。
「襟つきシャツならビジネスOK」という認識は誤りで、同じ襟つきでもフォーマルなドレスシャツとカジュアルなシャツでは、スラックスとの相性が大きく異なる。特にブロードシャツは、遠目にはビジネス向けに見えるが、実際はカジュアル寄りの設計で、スラックスに合わせると全体のバランスが崩れ、だらしない印象を与える。
ワイシャツの定義を誤解すると失敗する
森井氏は、スラックスに合わないシャツを選ぶ人の多くが「ワイシャツの定義」を勘違いしていると指摘する。ワイシャツは英語の「ホワイトシャツ(白いシャツ)」に由来し、本来はスーツに合わせるフォーマルな白いドレスシャツを指していた。しかし時代とともに意味が変化し、現在では「ビジネス用の襟つきシャツ全般」を指す総称として拡大解釈されている。
この「襟がついていればワイシャツだろう」という曖昧な認識のズレが、シャツ選びを誤る最大の原因だ。ブロードシャツはカジュアルシャツの一種であり、ビジネス用スラックスには適さない。
ユニクロで買えるビジネスに最適なシャツ
一方で、ユニクロにはビジネス向けのシャツも存在する。森井氏は、スラックスとの相性が良い商品として、ドレスシャツタイプの「スリムフィットシャツ」や「ノンアイロンシャツ」を推奨する。これらのシャツは身幅が細めで、襟型もビジネスに適したレギュラーカラーやワイドカラーを選べる。
ブロードシャツとの違いは、生地の厚みや光沢感、襟の立ち具合にある。ドレスシャツは光沢があり、襟がしっかりと立つため、スラックスとの組み合わせでフォーマルな印象を与える。
ボトムスはシャツの性格で変える
シャツの種類に応じて、合わせるボトムスも変える必要がある。カジュアルシャツの場合は、チノパンやデニムなどのカジュアルパンツが適しており、スラックスにはドレスシャツを合わせるのが基本だ。森井氏は「服選びは単なるおしゃれではなく、ビジネスにおける信頼構築の一部」と強調する。
ビジネスシーンでは、相手に与える印象が重要であり、シャツ一枚で「だらしない」と判断されるリスクを避けるためには、正しい知識に基づいた選択が不可欠である。



