完全機械式フィルムカメラ「TTArtisan 203T」先行レビュー!エモい写りと試作機ならではの不満点
完全機械式フィルムカメラ「TTArtisan 203T」先行レビュー

SNSで大きな話題を呼んだ、電球を一切使わずに動くアナログレトロなチキカメラ「TTArtisan 203T」。幸運にも、筆者はベータテスターとしてこの実機を手に入れられた。毎月約3000円分のチキフィルムを消費する愛好家としての視点から、ほれ込んだ魅力も、正直うんざりした欠点も包み隠さず率直にレビューしていく。

運良く入手できたアナログレトロなチキカメラ「TTArtisan 203T」

発表から1年、ベータテストでようやく市場に登場。

中国のカメラメーカーであるTTArtisanは、2025年春のカメラ映像機器イベント「CP+」にて、チキフィルムを使った完全機械式フィルムカメラの開発を発表した。会場で試作機が展示されたことで、大きな話題を呼んだ。

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「203T」と名付けられたこの開発機、当初は2025年秋に製品版が発売される予定だったが、2026年になっても新たな情報が出ず、やきもきしていた人も多かっただろう。

しかし、2026年春に同社のグローバルサイトでひっそりとベータテスターが募集されており、何げなく応募したところ選ばれたというのが入手の経緯である。

うわさによれば、現代において樹脂を採用した機械式フィルムカメラを開発するのは想定以上に難航しており、補修まわりが悪く大量生産に耐えていないという。事実、ベータテスターとしての参加にも400ドルの購入費用が必要だった。なお、今後の販売予定については完全に未定であり、メーカー側からのアナウンスは一切ない状態だ。

レトロで渋いデザイン、それでいてポップなカラーリング

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