政治・経済・投資の専門家が、新たな連載「新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場」で、スペースXの上場とAIバブル崩壊の関連性について深掘りする。本記事では、上場後の株価動向や市場全体への影響を予測する。
AIバブル崩壊はすでに始まっている
前回の連載では、AIバブル崩壊後の大筋を示した。また、別の連載では、スペースXの上場日である6月12日がAIバブル崩壊のXデーになる可能性を指摘した。本記事では、これらの予測をさらに詳細に展開し、上場前後に何が起きるかを考察する。
すでにAIバブル崩壊は始まっている。6月3日の引け後、米半導体大手ブロードコムが好決算を発表したにもかかわらず、次四半期の見通しが期待をわずかに下回ったことで時間外取引で暴落した。下落率は3日の終値約479ドルから5日時点で約20%に達し、市場では「ブロードコムショック」と呼ばれ、類似の半導体銘柄が軒並み大幅下落した。さらに、情報セキュリティ関連のパロ・アルト・ネットワークスや、米政府機関を主顧客とするパランティア・テクノロジーズなども急落している。
上場直後の株価動向
スペースX上場直後は買いが殺到する可能性があるが、AIバブル崩壊の流れの中で暴落は免れないと予想される。市場ではAI株や半導体株の売りが優勢となり、全面不況に発展する恐れがある。
1週間後、1カ月後、1年後の予測
1週間後には、上場時の興奮が冷め、AI関連株のさらなる下落が予想される。1カ月後には、バブル崩壊が本格化し、市場全体が調整局面に入る。1年後には、全面的な不況が到来し、投資家は慎重な姿勢を強いられるだろう。
本予測はタイミングがずれる可能性があるが、内容はすべて実現すると専門家は見ている。バブル崩壊真っただ中の乱高下を内側から描写するように、スペースXの上場はその引き金となる。



