銀座のクラブでは、ママが客の靴をさりげなくチェックしていると言われる。靴はその人の性格やステータス、価値観を映し出す鏡だからだ。本記事では、富裕層が好む靴のブランドと、履いている靴に見られる3つの特徴を解説する。
世界のトップラグジュアリー革靴ブランド
スーツをビシッと着こなす男性は足元も決まっている。富裕層に最も支持されるフォーマルな革靴は、最高級レザーを使用し、英国やフランスの伝統製法で作られる。中には「メイドインジャパン」にこだわる方もいる。
John Lobb(ジョン・ロブ)
1849年創業の英国発祥高級靴ブランド。「キング・オブ・シューズ」と称され、英国王室に靴を納めてきた。ビスポーク技術は既製靴にも継承され、既製靴でも1足に190の工程を要する。「シティ II」は不朽の名作。
Berluti(ベルルッティ)
1895年、イタリア人靴職人アレッサンドロ・ベルルッティがフランス・パリで創業。独自の染色技法による美しい色ムラや、カリグラフィを施したレザーが象徴的。
EDWARD GREEN(エドワード・グリーン)
1890年、英国ノーサンプトン創業。卓越した職人技と厳選素材で英国靴の伝統を守りつつ、洗練されたエレガントなシルエットを展開。代表作「Chelsea」は最高級フォーマルシューズとして知られる。
大塚製靴
1872年(明治5年)創業の日本最古級靴メーカー。西洋の革靴を日本人の足に合わせ改良し、皇室用靴も手掛ける。ビジネスからカジュアル、レディースまで幅広く展開。
休日はスニーカー派の富裕層
TPOに応じてスニーカーを愛用する富裕層も。人気はブランドロゴを主張しすぎない上品でシンプルなラグジュアリーブランドの代表作や、履き心地を極めた高機能スニーカー。
ラグジュアリーブランドの代表作
LOUIS VUITTONの「LV トレイナー」、PRADAのレザースニーカー、HERMESのレザーやニット素材スニーカーが人気。ひと目で高級ブランドとわかるものより、ステッチなどでロゴをさりげなくあしらったシンプルなものが好まれる。
高機能スニーカー
スイス発のOn(オン)やASICS(アシックス)などは富裕層の“普段履き”として支持される。ラグジュアリーブランドとのコラボモデルも即完売する人気。
お金持ちが履いている靴の3つの特徴
銀座のママは靴から様々なことを見抜くという。富裕層の靴には以下の傾向がある。
徹底したメンテナンス
高級革靴でも痛んだらすぐに靴底を張り替えるなど、細やかなメンテナンスを欠かさない。磨かれた美しい靴から「細部まで気を配れる性格」がうかがえる。ある男性は「俺たちお金持ちの靴は臭くない。毎日同じ靴を履くことがないからだ」と語った。ただし彼の靴はちょっとだけ臭かったという。
高品質な素材と機能美
一目でわかるブランドロゴよりも、上質な本革やスエードなどの素材、歩きやすさを重視。サイズがぴったり合った上質な靴から、社会的地位や金銭的余裕を推測できる。
TPOへの適応
ビジネスシーンでは上質なレザーシューズ、休日は洗練されたハイブランドのスニーカーやローファーなど、場面に応じて最適な靴を履きこなす。資産家や優秀な経営者ほど、足元から教養や人間性が現れることを理解している。
履いている「靴」から見えてくるもの
靴からは性格やステータス、価値観がうかがえる。几帳面で細やかな人は靴のメンテナンスも徹底し、出世する。社会的地位や金銭的余裕も見え、資産家や経営者ほどTPOに応じた靴を使い分ける。銀座のクラブではホステスも「靴だけは良いものを履きなさい」と言われ、正装がプロのマナーとされる。



