無印良品、GREEN×EXPO2027横浜市発信拠点のスタッフユニフォーム製作を発表
無印良品、GREEN×EXPO2027横浜市発信拠点のユニフォーム製作発表

無印良品を展開する良品計画は24日、2027年に横浜市で開催される「GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)」で、横浜市発信拠点のスタッフが着用するユニフォームのデザインを担当し、デザインが決まったと発表した。このユニフォームは、横浜市内で回収された衣料品を原料の一部に活用して製作された。

横浜市と連携した資源循環プロジェクト

この取り組みは、横浜市とアーティクルが実施する「横浜型循環型社会の形成に向けた衣類に関する脱炭素ライフスタイル浸透事業」のプロジェクトとして行うもの。良品計画は、回収した衣料品を新たな資源として活用する「繊維to繊維」の資源循環に取り組むことで、循環型社会の実現を目指す。

良品計画は2021年5月に横浜市と包括連携協定を締結し、防災や資源循環などをテーマとした共創活動を進めてきた。また、アーティクルともサーキュラーエコノミーをテーマとした地域活動などを通じて継続的に情報交換を行ってきた。

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「素材に還る」シリーズのノウハウを活用

無印良品は、使用後のリサイクルまで見据えた商品開発として、24年から単一素材化などに取り組む「素材に還る」シリーズを展開している。横浜市が推進する衣類分野の資源循環の取り組みと、リサイクルしやすい商品設計(易リサイクル)の考え方が合致したことから、今回のプロジェクトが実現した。

横浜市とアーティクルは、「衣類分野における横浜型循環型社会の形成」に向け、市民や企業、大学などさまざまな関係者と連携した取り組みを進めている。その一環として、市内の行政施設や商業施設などで不要となった衣料品を回収し、新たな製品へと再生する活動を実施している。

今回のユニフォームには、横浜市で回収された衣料由来の再生ポリエステルを一部使用している。回収された衣料品を新たな繊維として活用することで、市民が参加する資源循環の取り組みを形にした。

繊維to繊維の資源循環を推進

繊維製品のリサイクルでは、異なる素材の分離やボタンなど付属部品の取り外しが必要になるため、多くの手間やコストが発生する。良品計画は、製品に使われる生地だけでなく、縫製糸やボタンなどの部材についても可能な限り単一素材化し、再資源化しやすい商品設計を進めている。今回のユニフォーム開発でも、「素材に還る」シリーズで蓄積したノウハウを活用し、資源循環を見据えた設計を取り入れている。

良品計画は帝人フロンティアと連携し、ポリエステル製品の「繊維to繊維」の資源循環の実現に向けた取り組みを推進している。回収された衣料品は、選別や前処理を経てケミカルリサイクル技術を活用し、再びポリエステル繊維として再資源化される。

良品計画が目指すのは、技術革新の力を活用しながら、繊維から繊維へのリサイクルを促進し、回収された服を新たな資源へと生まれ変わらせる循環の仕組みを社会に広げていくこと。化石由来原料の使用削減を通じて循環型社会の実現に貢献するとともに、利用客に不自由や我慢を求めることなく、誰もが無理なくサステナビリティに参加できる社会の実現を目指している。

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