盛岡市動物公園ZOOMOで飼育するピューマ一家の成長を写真でつづった書籍「ピューマのかぞく」(辰巳出版、176ページ)が、発売からわずか1週間で重版が決まる人気となっている。子どもたちが誕生した6月10日の発売以降、今も順調に売り上げを伸ばしている。
全国でも珍しいピューマ飼育
同園で飼育されているのは、雄のタフ、雌のニーナ、子どもの雌キャフと雄のツィーとシェダルの5頭。ピューマの飼育は全国的に珍しく、同園によると2025年7月末時点で全国でわずか6園の14頭のみという。
ニーナは25年6月10日に5頭の赤ちゃんを出産。このうち2頭は衰弱などで死んだが、生き残った3頭はすくすくと成長し、8月にそろって屋外展示場デビューを果たした。3頭は今、朝から走り回ったり、じゃれ合ったりして元気いっぱいだ。
ファンの投稿写真も掲載
ピューマの飼育担当者は、子どもたちの誕生以来、インスタグラムやエックス、フェイスブックでピューマ一家の様子を伝える投稿を続けてきた。同園で広報を担当する荒井雄大さん(41)は「全国から一家を応援する声が多数寄せられ、何かしらの形で記録したい」と考えていたという。
そんなとき、投稿を見てピューマ一家の熱烈なファンとなった出版社の担当者からフォトブックの提案を受け、書籍化が決まった。タフとニーナの来園から、子どもたちの誕生、成長していく様子を写真で紹介。同園の職員が撮影したショットに加え、インスタグラムなどの呼びかけに応じたピューマファンの投稿写真も掲載されている。
イベントも人気、今後は別々の生活へ
6月の発売記念イベントには約180人が来場。今も毎週末実施している餌やり体験イベントは、すぐに枠がいっぱいになるなど人気が絶えない。
B5変型判、1980円(税込み)。全国の書店やZOOMO内のショップなどで販売している。同園によると、野生での生育環境に合わせ、ピューマ一家はゆくゆくは別々に生活するという。荒井さんは「一家がそろって見られるのは今だけ。この本をきっかけに、5頭に会いに来てもらいたい」と話している。



