スポーツや仕事で成果を上げるために必要な「心・技・体」。順天堂大学医学部特任教授で日本スポーツ協会公認スポーツドクターの小林弘幸氏は、この3つのうち、まず整えるべきは「体」だと指摘する。
多くの人はメンタルの不調を感じると、心を何とかしようとしがちだ。「前向きに考えよう」「くよくよしないようにしよう」と内面に働きかける。しかし、心の状態が大きく崩れているときに、心だけを変えようとしても、なかなかうまくいかないという。
「ポジティブシンキング」は万能ではない
小林氏は、トップアスリートの指導経験から、体→技→心の順でメンタルを整える方法が効果的だと述べる。体に覚えさせれば、心の影響を受けにくくなるためだ。
強い心を持つこと、必要な技術を磨くこと、健康な体を保つこと。どれも欠かせないが、まずは「体」を整えることが、緊張や不安に押しつぶされそうな場面を乗り越える鍵となる。



