グーグルの生成AI「Gemini」を搭載したスマートスピーカー「Google Home スピーカー」が、2026年6月に発売された。この新製品は、停滞するスマートスピーカー市場に新たな息吹をもたらす可能性を秘めている。
「続けて会話」機能で自然な対話が可能に
本製品の最大の特徴は、Geminiの搭載により「続けて会話」機能に対応したことだ。一度「オーケー、グーグル」と呼びかければ、その後は追加の質問を自然な間で続けられる。これにより、まるで実際に人と話しているような感覚で操作できる。
この機能は、スマートホーム操作だけでなく、献立の相談、買い物リストの作成、旅行計画、スケジュール管理など、多岐にわたる用途で活用できる。ユーザーは、より直感的でストレスのない体験を得られる。
有料サービス「Google Home Premium」でさらに進化
グーグルは、有料サービス「Google Home Premium」を提供している。Standardプランは月額1000円(税込)、Advancedプランは月額2000円(税込)で、Googleの有料AIサービス「Google AI」の上位プラン契約者は追加料金なしで利用できる。本稿は試用版のGoogle Home Premiumを利用した状態で執筆されている。
Google Home Premiumに加入することで、AIと自然に会話できる「Gemini Live」や、対応カメラと連携した履歴検索なども利用可能になる。これにより、スマートスピーカーの可能性がさらに広がる。
コンパクトなデザインと簡単なセットアップ
製品を箱から取り出すと、まずそのコンパクトさに驚かされる。直径約10cm、高さ約8.7cmで、写真で見る印象よりも小さい。丸みを帯びたデザインとファブリック素材の外装により、リビングや寝室に自然になじむ。
セットアップは、スマートフォンのGoogle Homeアプリを使って簡単に行える。アプリを起動後、デバイスを追加し、画面の案内に従うだけだ。本体裏面のQRコードをスマホのカメラでスキャンすれば、すぐに設定を完了できる。iPhoneでも問題なく設定できる。
グーグルは、製品のセットアップをシンプルかつ直感的に完了するように心がけている印象がある。ただし、途中でGoogleアカウントとの連携や各種権限の許可を求められる場面が多く、位置情報や予定表など、Googleのサービスと深く連携する製品であるため、気になる人は確認しながら進めたほうがよい。
市場への影響と今後の展望
スマートスピーカー市場は近年、成長が鈍化していた。しかし、Geminiのような高度な生成AIを搭載することで、新たな価値を提供できる可能性がある。本製品は、単なる音声アシスタントから、日常生活のパートナーへと進化する可能性を示している。
グーグルは、Google Homeスピーカーを通じて、スマートホーム市場での存在感をさらに強めようとしている。今後のアップデートやサービスの拡充により、ユーザー体験はさらに向上するだろう。



