2025年大阪・関西万博に初の「空中ディスプレイ」、ソフトバンクとNTTが実証
2025年大阪万博に初の空中ディスプレイ、ソフトバンクとNTTが実証

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で、ソフトバンクとNTTが世界初となる空中ディスプレイの実証実験を2024年11月から開始した。この技術は、空中に浮かぶ映像を直接タッチ操作できるもので、来場者の混雑緩和や新たな体験価値の創出を目的としている。

空中ディスプレイの仕組みと特徴

空中ディスプレイは、特殊な光学素子を用いて空中に映像を結像する技術。従来のプロジェクションマッピングと異なり、スクリーンや霧などの媒体を必要とせず、裸眼で空中に浮かぶ映像を見ることができる。今回の実証では、ソフトバンクが提供する高精細な空中ディスプレイモジュールと、NTTが開発したタッチ操作を可能にするセンシング技術を組み合わせている。来場者は、空中に表示されたメニューや案内を指で触れて操作でき、非接触で直感的なインタラクションが実現する。

万博での活用シーン

実証実験は、万博会場内の複数箇所で実施される。具体的には、パビリオンの案内表示やイベント情報の提供、飲食店のメニュー表示などが想定されている。また、混雑時には空中ディスプレイを使って待ち時間の情報を表示し、来場者の分散を図る。ソフトバンクの担当者は「空中ディスプレイにより、来場者に新たな驚きと便利さを提供できる。万博の成功に貢献したい」とコメントしている。

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技術の背景と将来性

空中ディスプレイは、これまで研究開発段階にあったが、近年の光学技術とセンシング技術の進歩により実用化が進んでいる。NTTは、独自の「タッチセンシング技術」を開発し、空中の映像を正確に検出して操作を可能にした。この技術は、万博後の商業施設やイベント会場、医療現場などでの応用も期待されている。NTTの研究責任者は「空中ディスプレイは、新型コロナウイルス感染症対策として非接触インターフェースの需要が高まる中、注目される技術だ。今回の実証で得られた知見を基に、さらなる改良を進める」と述べている。

万博全体のデジタル戦略

大阪・関西万博では、デジタル技術を活用した「スマート万博」を掲げており、空中ディスプレイもその一環として位置づけられている。他にも、AIによる混雑予測や多言語翻訳システム、キャッシュレス決済の導入など、最先端のテクノロジーが投入される予定だ。万博協会の関係者は「空中ディスプレイは、未来のコミュニケーションの形を示す象徴的な技術。来場者に忘れられない体験を提供したい」と意気込みを語っている。

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