エプソン販売は7月14日、同社製ビジネス向けプリンタやドットインパクトプリンタ、消耗品、保守サービスなどの価格改定を発表した。10月1日より改定を実施する。対象はページプリンタ本体やメディア、消耗品(137品目)、ドットインパクトプリンタ本体やオプション、消耗品(48品目)、スキャナー外部調整オプション(1品目)、定額保守サービス(エプソンサービスパック、年間保守契約料など、1398品目)、引取修理サービス(引取料)、ウォッチ部品キット送用料、プリンタ代替機付き引取修理サービス(利用料)、設置・設定料など多岐にわたる。
価格改定の理由と背景
今回の価格改定について、同社は「原材料費の高騰などによる製造コストの上昇が理由で、企業努力のみでは価格を維持することが困難な状況となった」ことを原因として挙げている。同社はこれまでもコスト削減や効率化に努めてきたが、昨今の原材料価格やエネルギーコストの高騰、物流費の上昇などが収益を圧迫しており、自助努力だけでは吸収できないと判断した。
改定の対象となる製品・サービスのカテゴリーは、エプソンのスマートチャージ「オール・イン・ワンプラン基本料金」(67品目)、カウンターチャージプラン本体、インク・スタンダードプラン本体、インク・スタンダードプラン消耗品、カウンターチャージプランチャージ料金、ページプリンタ本体・メディア・消耗品(137品目)、ドットインパクトプリンタ本体・オプション(外部調整品含む)・消耗品(48品目)、スキャナー外部調整オプション(1品目)、定額保守(エプソンサービスパック、年間保守契約料など、1398品目)、引取修理サービス(引取料)、ウォッチ部品キット送用料、プリンタ代替機付き引取修理サービス(利用料)、設置・設定料など。特に保守サービスの品目数が多く、全体の価格改定の影響は広範囲に及ぶ。
業界全体の価格改定の波
エプソンに限らず、IT・家電業界では原材料高や円安などを背景に、相次ぐ価格改定の動きが見られる。例えば、Apple製品は一部を除き値上がりしており、Mac Studioは9万円を超えるモデルもある。また、ValveはゲーミングPC「Steam Deck OLED」の海外での値上げを発表。Xiaomi Japanもタブレット「REDMI Pad 2」シリーズなどの価格改定を実施し、一部モデルは1万円の値上げとなる。これらの動きは、半導体や部品の供給不足、物流費の高騰などが背景にある。
エプソン販売は、ビジネスユーザー向けの製品・サービスを中心に価格改定を行うことで、安定した供給とサービスの質を維持する狙いがあるとみられる。同社は「引き続きコスト削減や業務効率化に努めるが、現状の価格維持は困難と判断した」と説明している。



